正式な講義ではないため皆さんにはお知らせできませんでした。すみません。
とても素晴らしい内容だったので、いつか特別講義などを計画したいと考えています。
吉田先生の配布資料より
紙布
紙布とは、和紙を糸にして織られた布を指す。
通常、経糸には絹や綿、麻などを用い、緯糸に和紙の紙糸を織り込んでいくが、経糸、緯糸共に紙糸を用いた紙布も存在するこれを特に、諸紙布という。
ワークショップの様子
紙布のお話のあと、工程の一部を体験しました。
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和紙に切れ目を入れたものを揉む |
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広げてさばく |
和紙がだんだん細い「こより」のようになっていきます。
和紙と和紙の間が丸くなると頃合い |
端を互い違いにちぎっていくと一本の糸になります。
一緒に参加したNK先生 |
一本になった和紙(手前) 奥は布の間にはさんで湿らせている和紙 |
糸車で撚りをかけ、撚り止めをして紙糸の出来上がりです。
これを織ると軽くて張りのある独特の風合いの布になります。
洗っても破れない丈夫な布です。
紙糸に関する本をご紹介します。
『生紙と紙糸』軽野裕子著
発行者 軽野裕子
ISBN:978-0-9919238-0-9
本が入手できるところ
・八布&リピン・京都
京都市左京区鹿ヶ谷法然院西町36番地
営業時間:11:00〜18:00
定休日:日曜、祭日
tel/fax:075-762-2251
・ギャラリー啓
京都市中京区寺町通夷川上ル久遠院前町671−1
営業時間:11:30〜18:00(日・祝は12:00より)
臨時休業あり(下記のウェブサイトにてご確認ください)
tel/fax:075-212-7114
吉田先生ありがとうございました。 (久田多恵)