会場の法然院講堂には、丹後藤織り保存会のみなさんが作った作品が多数展示されていました。
卒業生の吉村ななさん、飯田みちるさんも出品しているはず・・・
(作者名は書かれていません)
京都府宮津市上世屋に伝わる藤織りの技術ですが、かつては日本中(世界中)に自然の植物から繊維を取って糸をつくり生活に役立てていた歴史がありました。
藤や、しな、苧麻など、植物から繊維を取る工程は地域は違っても多くの共通点があります。技術が伝わった歴史にも興味がかきたてられます。
作品の他、本や映像資料も販売されています。
展覧会についての詳細は、6月13日の掲載をご覧ください。
法然院講堂 |
山門から見た木漏れ日 |
私は丹後郷土資料館内の旧永島家住宅を会場にして行われた「藤織り教室」に参加したことがあります。1995年のことです。
6月から8月にかけての講座で、藤切りからはじまり、糸を作って小作品に仕上げるところまで指導していただきました。
その時の経験が「しな織スクーリング」につながりました。
しな織スクーリングももうなくなりましたね。
関川しな織協同組合のみなさま、その節はお世話になりました。
※「織り」と「織」どちらの表記か迷うところですが、それぞれ名称として使われている呼び方にならいました。 (久田多恵)