2015年7月29日水曜日

日本新工芸展





吉報です。
型染のスクーリングをご担当いただいている兼先恵子先生が第37回日本新工芸展にて内閣総理大臣賞を受賞なさいました。
京都の会期はもう終わっていますが、展覧会会場での作品をご紹介します。


源氏物語の一場面が着物の形で表現されています。
上前や袖の裏の見えないところにも物語の要素が隠れているようで、構成と色彩が素晴らしいと思います。



デティールも凝っていて、金糸の刺繍で手を暗示されています。
制作についてお話を伺ってみたいと思いました。

(高木)


2015年7月22日水曜日

暖簾展

祇園祭でにぎわう7月10日から26日まで、室町の京都芸術センターにて暖簾展が開催されています。スクーリングで京都にいらっしゃる方は是非ご覧ください。




沢山の出品作家の中には、本学のスクーリングを担当してくれている先生方も出品しています。


スクリーンプリント担当の八幡先生の暖簾です。


ロウ染め担当の舘先生の暖簾です。


通学にて型染めを教えてもらっている本間先生の暖簾です。


SAをやってもらっていた加賀城さんの暖簾です。


通学の野田先生の暖簾です。



私(高木)の暖簾です。ここで何かお気づきになったことはないでしょうか?
この暖簾は、祇園祭レクチャーで来ていた浴衣(注染)の生地で作りました。
注染の生地は表裏がないので暖簾にぴったりだと思います。


浴衣を着て、暖簾の前で写真を撮っていると親子連れに「忍者みたい〜」と言われました。うまいこと言うな〜(高木)


















祇園祭レクチャー

台風11号が接近した7月16日、宵山の日に祇園レクチャーは開かれました。

当日は足許の悪いところ大勢の学生さんにご参加いただき、和気あいあいと
楽しくレクチャーを終える事ができました。






レクチャラーの藤井先生、お手伝いの先生方、ご参加の学生の皆さん、ありがとうございました。


講師の藤井健三先生です。染織品の伝搬ルートを世界地図を描いて詳細に説明してくださいます。

お話の中で面白かったのは、祇園祭の山に松を飾る理由です。
神霊や怨霊は先端に宿る、ということです。松の葉の尖った部分にそういうものが宿るのだそうです。謡の高砂で翁と媼がくまでや箒を持っているのも、そういった理由からだそうです。

他にも、とても珍しい染織品の画像を沢山みせてもらいレクチャー終了後、早速探検に出かけます。
先生のお話に出て来たインドの絨毯です。この花の文様が伝搬によって変わるそうです。







教員は浴衣で勢揃いです。(高木)

























2015年7月17日金曜日

岡 博美氏による「藍の生葉染ワークショップ」開催のお知らせ

みなさま、こんにちは。
台風ですね。心配です。
祇園祭、夜半には雨もなく宵山は無事行われました!

スクーリングで京都へお越しのみなさまは
どうぞ、お気をつけください。

さて、この7月18日から始まる、絞りのスクーリングのご担当の
本学教員、岡博美氏の「藍の生葉染ワークショップ」のお知らせです。
藍の生葉染の体験はなかなかめずらしいと思います。
普通は、藍は醗酵させて藍建てにして布を染めます。
生の藍の葉っぱそのままで染めれるって、おもしろいですね。
色も醗酵した藍とはまた違ったかんじの色です。
是非、体験してみてください。
お昼に1品持ち寄りBBQも楽しみです。
(yh)

岡 博美氏以下、情報です。
デザインからアートまで幅広くご活躍です。

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「藍の生葉染ワークショップ」開催のお知らせ
☆ 藍の葉っぱをみんなで摘んで、スカーフを美しい水色に染めてみませんか? 
藍は、青色が染められる数少ない植物です。ぜひこの機会に、ご体験ください!
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場所 : 月出工舎  千葉県市原市月出1045旧月出小学校 
             ( 月出工舎HP http://www.tsukide.jp )
日時 : 2015 81日(土)/ 1330分〜1530
材料費 1000 /1名(絹のスカーフ代 50×160 cm のスカーフを染めます)
定員 : 20名(先着順)
持ち物: 汚れても良い服装、タオル(手拭き用)
申し込み方法:氏名、連絡先、参加人数を、info@tsukide.jp にメールにてご連絡下さい。
応募締切7月23日(木)(造形大の方は 27日 まで応募可能です)
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☆ 京都造形芸術大学(及び関係者)の方は、月出工舎の最寄りの駅 月崎駅(小湊鉄道)、鶴舞バスターミナル(東京駅、横浜駅より高速バスが出ています)まで来て頂けたら迎えに行きます。お申込みの際にその旨お伝え下さい。乗って頂くバス及び電車の時間をお伝えします。(自家用車で来て頂いても可)
☆ 雨天決行ですが、台風の場合は中止致します。その場合、前日に御連絡致しますので、御連絡先にお電話番号か、e-mailアドレスを必ずお書き頂くようお願い申し上げます。
☆ 締切前に定員に達した場合は、月出工舎HPwww.tsukide.jp)にてお知らせ致します。      

☆お昼に1品持ち寄りBBQも開催します。お時間のある方は、そちらもぜひご参加下さい。
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2015年7月10日金曜日

祇園祭レクチャー

いよいよ祇園祭です。四条通りを歩くと祭り囃子が聞こえてきます。
祇園祭は17日の前祭りの巡行が有名ですが、一日の切符入りから祭は始まっています。

鉾建てのために電線の養生をしています。



昨日、この通りにある京都芸術センターに暖簾展の搬入に行ってきました。
(暖簾展の詳細は次回に)

芸術センターのすぐ下(しも)には、菊水鉾があります。
会所(ご神体や前掛け、見送りを巡行まで展示しておく場所)の準備をされています。


鉾の2階に上がるための渡り廊下です。



祇園祭レクチャーは鉾街の真っただ中にあるウングス京都で行われます。
レクチャー終了後は、先生のお話に出て来た名物を探しに会所を見て回ってはいかがでしょうか。

その時はぜひ、皆さんがスクーリングで作った浴衣と帯できめてください。

祇園祭レクチャー 日時:7月16日(木)14時から15時30分
         場所:ウイングス京都 セミナーA室
         講師:藤井健三先生

テーマ:「祇園祭 山と鉾、懸装幕の制作と技法、舶載と邦製の幕」

レクチャー参加は締め切りましたが、若干まだ席に余裕があります。
参加ご希望の方は研究室までお尋ねください。

(高木)


































2015年7月7日火曜日

「海を編む、美を編むーいわきの海と新田恭子作品展」鳥羽市の海の博物館で開催中です☆

その名もずばり、「海の博物館」という施設が
三重県鳥羽市にあります。
冬になると牡蠣小屋がたくさん出る、浦村町付近です。
展示物も素敵ですが、建物もとても美しいです。木造建築の傑作なのだそうです。

この海の博物館のギャラリーで、
本学通信染織コースで授業を担当している新田恭子氏が作品展を開催中です。
ワークショップは8月22日と23日の13:00-15:00に開催されます。(要予約)

夏休み期間中は、海の博物館で貝紫染めの体験もできるそうですよ。
お子さんの夏休みの自由研究などの宿題も進みそうですね!

お近くまでお越しの方は、どうぞご覧ください。(yh

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海を編む、美を編むーいわきの海と新田恭子作品展
2015年7月5日(日)ー9月6日(日)※7月14日(火)休館
9:00-17:00(入館は16:30まで)
海の博物館 ギャラリー
三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
近鉄/JR鳥羽駅からパールロード経由のカモメバスに乗り、「海の博物館前」下車(所要時間約35分)
http://www.umihaku.com/
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染・清流館 パンフレット No.24 2015/06 より



大学院勉強会、前半です!

染織コースの大学院では、珍しい染料や素材、新たな技法、基礎のスクーリングでは時間が無くお伝えすることが叶わなかった日本各地の美しい染や織を勉強会という形で、一緒に勉強しています。

今回は4月に行われた、繊細な苧麻の織物で名高い宮古上布・勉強会の様子をご紹介します。


まず、宮古上布保持団体代表 新里玲子先生の工房にお邪魔しました。
先生の素晴らしい作品と元になる美しい糸を見せていただきました。




宮古上布は、この苧麻の美しい糸が命です。この糸は80歳を越える宮古島のおばあが積んでいます。


織物を織るための糸の整経も独特です。整経の手法を見せてもらいました。
















翌日は仕上げの工程を見学に伺いました。
砂川先生の砧打ちの工房です。
















砧打ちをする事で、上布は輝くような艶をおびていきます。
布目を確かめながらの作業は一瞬も気を抜く事はできません。
砧を打つ迫力に圧倒されました。


では苧麻の糸はどのように作られるのでしょうか?
まず苧麻畑で原材料の苧麻の収穫です。



苧麻はいくつか種類があるそうです。
繊維が細く、繊細な糸が取れる、赤ブーという種類の苧麻を刈り取りました。


刈り取った苧麻から繊維を取り出します。
この工程をブー績みというそうです。

羽地先生の工房の軒先をお借りして、刈り取った苧麻の茎から繊維を取り出します。


取り出した苧麻の繊維です。
ここから繊維を繋ぎ(ブー績み)ます。
















後半に続く!(高木光司)


















夏、京都のギャラリーで開催の、ワークショップのお知らせです。

雨に濡れた若葉の緑が、日に日に濃くなってきていますね。
梅雨が終わると、暑い夏がまたやってきます。

京都の繁華街、四条河原町の南側にある、
ギャラリーギャラリーにて、夏のワークショップが
8月8日(土)と8月9日(日)の2日間にわたって開催されます。

2人の講師が午前と午後、交互に担当します。
どちらも立体の作品を制作します。
繊維を使った立体作品制作に興味をお持ちの方の手がかりとしても有効だと思います。

現在、受講者を受付中です。
ギャラリーギャラリーに直接申し込みをしていいただくか、
それぞれの講師に申し込みメールをしてください。
新たな技法に挑戦する夏、いかがですか。(NK)











第7回 祇園祭展、京都で開催されます♪

みなさまこんにちは。
祇園祭関連のイベントがたくさんあります。
染・清流館で、第7回 祇園祭展のお知らせです。
祇園祭をテーマに染織家の方が作品を作り、
祇園祭を盛り上げる展覧会です。
楽しみですね。


もうひとつ、祇園祭に関わりの深い3小学校児童による
祇園祭に関する絵を描いた「祇園祭児童画展」も
隣接する京都芸術センターで開催されています。


お近くの方は、どうぞご覧ください。(yh)

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第7回 祇園祭展
2015年6月27日(土)ー7月26日(日)月曜日休館
10:00ー17:00
染・清流館
京都市中京区室町通り錦小路上る山伏町550-1 明倫ビル6階
http://someseiryu.net/
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2015祇園祭児童画展

2015年7月14日(火)ー7月24日(金)
10:00ー17:00
京都芸術センター講堂(南館2階)
京都市中京区室町通り錦小路上る山伏町546-2
www.kac.or.jp/

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平井真人 布染術 ーmemorize2015ー

本学通信染織コースの沖縄でのスクーリングをご担当の
平井真人氏の展覧会が、神戸で開催されます。

琉球諸島の風土や伝統技法・紅型を基にした現代型染作品が多数並ぶそうです。
楽しみですね。
展覧会のお知らせハガキの写真には、
熱帯・琉球列島に生育する「あだん」という植物を染めた作品が
竹富島の満月と競演しています。

お近くの方は、どうぞご覧ください。(NK)

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平井真人 布染術 ーmemorize2015ー
2015年7月17日(金)ー7月21日(火)
11:00-19:00(最終日17:00まで)

南京町ギャラリー蝶屋
神戸市中央区栄町通2-8-10
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福岡県福岡市早良区藤崎1丁目2-21 エスピオーネ藤崎ビル2F


福岡市でろう染作品の展覧会が開催されます☆

本学通信教育部 染織コースのスクーリングの副手をされたこともある、
西頭真美子氏の個展が、福岡市内のギャラリーで開催されます。

有機的な、いきいきした線が印象的な作品です。

お近くまでお越しの機会がございましたら、
どうぞご覧ください。(NK)

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西頭真美子 染色展

2015年7月7日ー7月12日
12:00-19:00

ギャラリー エス・ピオーネ
福岡市早良区藤崎一丁目2-21
市営地下鉄藤崎駅1番出口から徒歩2分
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建築空間を彩る現代の染めと織り Contemporary NOREN 展のお知らせです。

みなさまこんにちは。
建築空間を彩る現代の染めと織り Contemporary NOREN 展のお知らせです。

「暖簾」がテーマの展覧会です。
ちょうど祇園祭の頃の京都をぶらぶら楽しみませんか。

本学教員の高木光司氏、舘正明氏、野田凉美氏、八幡はるみ氏もご参加です。
楽しみですね。どうぞ、ご高覧ください。(yh)
http://www.kac.or.jp/events/16345/


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建築空間を彩る現代の染めと織り 
Contemporary NOREN 展

会期 : 2015年7月10日 (金) - 2015年7月26日 (日) 
     10:00 ~ 22:00
     ※7月14日(火)~16日(木)は17:00まで
                 ※会期中無休・入場無料



場所  :  京都芸術センター 館内各所
    アクセス 
                http://www.kac.or.jp/access/
   

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日本の手ぬぐい デザインコンペ」のお知らせです


東京藝術学舎にて「日本の手ぬぐい デザインコンペ」を行うこととなりました。
サイバーキャンパスに詳しい内容と応募方法が載っております。

通信の学生の皆さん(卒業生含む)、学舎の学生の皆さん、幅広くどなたでも応募できます。
詳しくはこちらをご覧ください。

【お知らせ】「日本の手ぬぐい デザインコンペ」作品募集!
https://gakusha.jp/newsarea/tokyo/1634.html

「祇園祭レクチャーのお知らせ」

みなさまこんにちは。
「祇園祭レクチャーのお知らせ」です。
京都は7月1日の「切符入り」から31日の疫神社「夏越祓」までの1ヶ月に渡る神事が続きます。祇園祭にむかっている風情が町にあふれてきました。

7月16日(木)の宵山に、祇園祭をテーマとしたレクチャーを企画しています。
講師は祇園祭の染織品を長年にわたり調査研究してこられた、藤井健三先生です。
今年の講義のテーマは
「祇園祭 山と鉾、懸装幕(けそうまく)の製作と技法、邦製の幕」です。
今年も楽しいお話が伺えると思います。(yh)



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祇園祭 レクチャー

会期 : 2015年7月16日(木)
     営業時間 12:00PM~7:00PM(日曜日6:00PM)
     定休日 月曜日

場所  :  ウイングス京都 2階セミナー・A室
    アクセス 

対象 :  通信染織コース学生(定員30名、先着順) 
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